保育園から幼稚園への転園、気にすべき5つのポイント

幼稚園

この記事の前提

この記事は実際にウチのコの満3歳を期に保育園から幼稚園に転園した際に、確認したポイントをまとめたものです。またその際の大前提として以下がありました。

  • 父親、母親ともにフルタイム勤務
  • どちらもお弁当をつくる余裕はない
  • 保育園では遅いときで18時頃のお迎えだったので、このくらいの時間まで預かりをしてもらえる

ポイント1:預かり保育(平日)

なんといってもまずはコレです。文部科学省とかいうまともな施策が1つも見られない某組織が定めたガイドライン通りに「ウチは14時までです」といったところもザラにあります。まずは預かり保育の有無を確認します。

  • そもそも預かり保育(平日)をやっているか?
  • それは何時から何時までなのか?

やっていても「17時までです」といったところも多かったです。17時では毎日会社を早退することになるのでウチはそういうところは除外しました。なかには19時、20時までやっています、なんとところもありましたが、どんどん子供の寝るのが遅くなってしまうのでウチは18時が限界かな、と考えています。そもそもの有無やその時間は最低限抑えるところですが、その先に気にすべきポイントがもう少しあります。

  • 預かり保育(平日)の利用者は具体的に何人くらいいるのか?
  • どのようにして過ごすのか?カリキュラムなどあるのか?

1つ目は預かり保育の人数があまりにも少なく、いつも限られた同じ面子では子供が退屈してしまうのではという心配からです。説明会に参加した幼稚園のうちの1つでは「17時でだいたいいるのは5人くらいですね」と答えてもらえました。

2つ目は毎日14時から18時とほぼ半日近くを過ごすわけなので、これまでの保育園と同じように園内でお遊びをするだけだとちょっとイヤだなあ、という思いからです。有償になりますが預かり保育時間帯に参加できる習い事がある園はありました。園バスで外部の施設に出かけたり、または外部から講師がやってきて園内で実施される形がありました。(我が家が登園を決めた園は残念ながらそうしたプログラムはほとんどなく、ほぼ毎日、預かり保育専用の部屋で絵本やオモチャを片手にお迎えがくるのを待つスタイルです。ウチのコを始め「つまらない」と口に出している子も結構いるようです。。)

ポイント2:預かり保育(夏休み、冬休み、春休み)

保育園で慣れていた身からするとこの休みの長さを知った時はショックでした。各休みの長さは、いまお世話になっている幼稚園ではざっとこんな感じです。

長期休みの種類期間
夏休み7/20 – 8/26
冬休み12/21 – 1/9
春休み3/22 – 4/8
長期休みの種類とその期間

確認のポイントは預かり保育(平日)と同じですが、園から見ると別物扱いされているようなのでポイントとしても分けて書きました。

  • 長期休み期間中の預かり保育はやっているか?
  • それは何時から何時までなのか?

こちらもまたやっていないところも多かったですが、ホームページでは「やってます」と謳っていて、いざ説明会で詳細を聞いてみると「1ヶ月以上ある夏休みのうち2週間だけやります」とか「夏休み中は16時まで、春休み中は14時まで」なんてところもありました。いったい誰に向けて何のために行っているのか理解できませんが、こうしたことはだいたいホームページに記載がなく、説明会や電話で質問してようやく見えてきます。

こちらはやや余談になりますが、今お世話になっている園では、平日の預かり保育は父母の就業状態を問わずお金さえ払えば利用できますが、長期休み期間中の預かり保育は行政の保育の必要性認定(2号認定)がないと利用自体ができません。このあたりの事情は他の幼稚園でも同じなのでしょうかね?!

ポイント3:給食

我が家にとっては預かり保育と同列のAND条件なのですがこちらも分けて記載しました。

こちらもやっていないところが多かったですね。やっていても週の2日だけで後の3日はお弁当をもってきてください、というところも多かったです。これとは真逆に預かり保育の終わり時間が遅く、晩ごはんまで出してくれるところもありました(これはレアだと思いますが)。確認のポイントとしては以下になります。

  • 給食は週5で出してくれるか?
  • 春・夏・冬休みの預かり保育中も同様に給食を出してくれるか?

長期休みの預かり保育中は給食やらないので弁当持参、ってところもまあまあありました。またウチはこれらの条件を満たす幼稚園に入れて御の字なのですが給食といっても外部業者(ドリームガーデンズ)がつくった仕出し弁当のようなものを食べる形です。園によっては園内で食事を調理しており、小学校の給食当番のように園児たちが配膳をしたりする園もあるようです。素敵ですね。。

ポイント4:登園・降園ルートと園バス

ウチのコがバスも好きなので、園バス通園も楽しそうだなあとか最初は考えていたのですが、どこの園も預かり保育が始まる時間以降は降園バスがないことに途中で気付かされました。預かり保育時間中の有償カリキュラム参加園児のための降園バスがあるところもありましたが、そちらも時間が早かったです(15時とか)。朝の登園も自身の通勤や業務開始時間と園バスの時刻がマッチするかなど確認が必要かと思います。

  • 園バスのルートは場所的に利用可能なものか?
  • 登園バスの時刻は自身の通勤時間や業務開始時間とマッチするものか?
  • 降園バスの時刻は利用可能なものがあるか?

バスのルートや回る時刻を季節毎にローテーションしているところもあったのでこれも注意が必要です。ウチでは朝はバス登園、帰りはもうバスが無いので親が園までお迎え、というスタイルも一時期考えましたが、ロケーションによってはお迎えの負担が大きく、帰宅も遅くなってしまうため、最終的には行き帰りとも徒歩通園できる園に対象を絞りました。

ポイント5:説明会の参加と園周辺の雰囲気確認

ここまでに上げたポイント、預かり保育や長期休み、給食やバスルートなどについてホームページで全て情報を網羅して公開している幼稚園は私が確認した範囲では皆無でした(どうしてどこもこう旧態依然としているのか正直がっかりですが)。電話(場所によってはメール)でも確認の質問に答えてもらえると思いますが、園によっては説明会参加者にのみ願書を配布するところもあるので、その願書を使う使わない抜きにして説明会への参加をオススメします。

満3歳年少組からの入園の場合、毎年10月半ばから願書配布を始めるところが多く、その前の9月に公式な説明会を設けているところが多いようです。説明会での確認のポイントはこれまでにあげたポイントについてが主となりますが、その他に

  • 園周辺や想定される登園ルートを歩いてみて、自分でも好きになれそうか?
  • 園バスのルートや時刻表がこの説明会で開示されるケースが多いので確認する

などがあげられます。個人的には特に1点目ですね。とある園は条件としては申し分なかったのですが、幹線道路の近くで周辺も再開発中なのか期間の長い工事現場が複数あり、絶えずダンプカーが行き交っていました。説明会や願書配布などで複数回足を運びましたがどうしても好きになれず最終的に見送りました。この部分は人それぞれかと思います。

最後に、9月からの入園説明会シーズンに向けて

私が調べた範囲内では、ほとんどの園が願書提出&先行日を11/1に指定しており、複数の園にエントリーして滑り止めを設けることができない状況でした。なのでまずはホームーページや電話などで事前に情報収集を行い、説明会でその情報を補完。それらを元に最後にどこに願書を出すか決める流れになるかと思います。これから幼稚園を探される方。不安も大きいと思いますが最後は親である私達が決めないといけません。大きな後悔をしないためにもこれらの情報収集、頑張ってください。